メッセージ
YAMATO
~ 日本人の魂の音色を今あなたへ ~
太古より日本人は自然に順応して暮し、八百万の神々を持っていました。
山の神、海の神、川の神・・・。
自然に感謝し、大自然や宇宙を神と感じていたのでしょう。
私が雅楽に魅せられたのは「庭火」という曲を聴いてからです。この曲は中国から雅楽が伝わるよりはるか昔から日本に存在しており、場を清め、降神の折りに演奏された神楽笛の独奏曲です。芝祐靖さんの神秘的な笛の音に私は「神は降りていらっしゃる」と強く感じました。その時の驚きと感動は、今まで一度も感じたことのない魂に触れるものでした。それ以来「和魂洋才を音楽で表現したい」と強く思うようになったのです。
1995年の厳島神社1400年祭の時、広島の僧侶の方々のご協力をいただいて開いたディナーショーでその思いを歌い、それが私の初演でした。
音階、ピッチ、表現の仕方など、雅楽と西洋音楽の根本的な違いを克服し、1999年の第一回世界音楽祭「オーガスト・イン・ヒロシマ’99」で発表、「雅」というCDになりました。
その後、広島在住のメンバーだけでその音楽を表現したいとの思いで、YAMATOを結成しました。
昨今はニューヨークのテロ事件、中東での宗教戦争、北朝鮮、イラク問題と、21世紀に入り、平和になるどころか、逆行しているようにさえ思えます。こうした事態の背景には、異文化、異なる宗教を認めようとしない寛容の無さが感じられます。
また人の手では到底思いも及ばない自然の脅威。回避できない未曾有の結末。
それは、人間に対する神の啓示かもしれません。
今こそ、自然を大切にし、自然に感謝し、どんな宗教をも受け入れる包容力のある日本古来の心を見直す時ではないでしょうか。
聖徳太子の「和をもって貴しとなす」は、こうした自然を尊ぶ精神から生まれたように思います。
日本古来の心をヒロシマの心とし、核廃絶と世界平和を祈って、世界の人々にYAMATOの音楽を届けたいと思います。
YAMATO代表
木本 いず美